今回は静岡方面、ドライブがてら直送便。
三ヶ日、蔵茶房 なつめ さんへ、コーヒーカップとソーサー、大きいコップ、大きい台皿など。
お客さんの少ない時間にと朝イチで訪問。
天気はイマイチながら風は無く、穏やかな湖を眺めながら静かななつめをしばらく独り占めでコーヒーをいただく、贅沢な時間。
掛川、アンジュール さんへは、コーヒーカップ、ティーカップ、平皿などなど。
ついイロイロとお買い物、皿を納めに行って皿を買う。
アンジュールさんといえば、25日(日)のコトコト市。
わたしは出店しませんが、品物だけはアンジュールさんのブースに連れて行ってもらえるようです、どうぞよろしく。直前情報によると、今回も相当美味しそうですよ(食ブースが気になり)
おととい焼いた分の素焼きを出して、クスリ掛けして窯詰め。寒いせいか、背中が重たいのを我慢してせっせと励む。余裕のある詰まり具合で8割ぐらい終わった時にふと「もっと巧いこと詰めたら本焼き2回でいけるんじゃね?」と頭をよぎるがもうここまで詰めてしまったのでそれは思いつかなかったことにして窯詰めを完了させ、ゼーゲルと温度計、煙突をチェックして窯の扉を閉めて、よし、明日は窯焚き。
月末までにカナラズ焼き上げたいもののいくつかはまだ素焼きが出来てなくて、それらを小さい電気窯に入れてスイッチオン(こちらは自動)して、さっき詰めた本焼きの内容について一息つきながら改めて考えてみたら、急ぎの分以外はその窯を詰めたいが為に入れた急ぎでないものがほとんどだという事に気がついてしまった。それなら焼き上がりは少し遅れるがカナラズが素焼き出来るのを待って、それらを優先して本焼きした方がいいんじゃないかと。えー、今詰め終わったばかりなのにー?
しばらく悶々としていたが、結局、明日の窯焚きは見送ることにし、さっき詰めた本焼きの窯をバラした、背中痛いっつーのに。なんだか今日の1日を損した気分。
でも、これがいい決断となるはずなのだー。
結局攻めることにしたので、恐ろしいほどの強風に負けず素焼き敢行。いざ詰めてみたら思っていた以上に品物があって8割くらいは詰めることが出来た、この素焼きを見送らなくてよかった、風もおさまってよかった。それでも本焼き3窯分には足りなさそう、まだまだ作る。
この辺りは夜7時を過ぎると早くもひっそり静かになる。
遅くまで仕事場にいると、今この町内でシゴトしてるのは自分だけなんじゃないかと思ったり(そんなワケないけど)それはそれで悪くはないが、数ヶ月前から向かいの団地が立て替え工事をしており、夜が更けてもその仮設事務所にはいつも明かりが灯っていて、同志が出来たような気がして心強い。
シャッター閉めながら「お先にー」って帰る。
今月下旬のモロモロの納期まで日程的にあと窯焚き4回可能と目論む。
・窯の中身がスカスカでも早めに1回素焼き、その後本焼き3回→しかし3回目の本焼には素焼きの品物が足りない恐れ80%、その分を合間にせっせと作り小さい電気窯で乾き次第こまめに素焼きして埋める作戦=攻め
・窯焚き1回分遅らせて作る事に精を出し、それらを目一杯詰め込んだ素焼き1回と本焼き2回→素焼きの効率は良いが、2回の本焼きでは素焼きが全て入りきらない恐れ80%、ひとまず先に必要な品物だけを優先して焼けばなんとかなるかもしれないし(詰めてみないとわからない)、なんとかならなかったら謝る作戦=守り
攻めるか守るか悩ましい・・・。
(下線の案は良くないね)だいたいは昨日の作業の続き、たとえば、水挽きしておいた物を削るだとか、化粧がけだとかからその日のシゴトを始める事が多い、でも、今日はまっさらからスタート、気分がいい。
たんこ部に向け、脇はほぼ固まったが普段の器ばかりではアレだと、思いついたキーワードを手がかりに手を動かすが思うようにいかない。自分には出来ないことをやろうとしている事に気がついた、妄想上では出来てるんだけどな。
そういう時は続けても気分が悪くなるだけなのでそのネタはひとまず保留、じゃ、本日の業務はこれにて、という訳にもいかないので、一息ついて、そのキーワードから思い出した随分前に作った品物を眺めながら、それを「今の自分が作るならばバージョン」にアレンジすることにしたらサクサクと手が動き出した、これでイケるといいけども。
ひとまず、落としどころが見つかってほっとする、明日はその続きから。
今回はお皿とマグカップをキャンバスに。
出だしはさらさらーと調子良く、ひとつ描く度に3人で眺めてアレコレ勝手な事を言い合ってはしゃぐ、が、ここらで突然筆が止まり、牧野画伯失踪。数はまだまだあるのに描き遂げられるのかー。
しばらくしたら、すっきりした顔をして戻って来た、近所を散策してきたそう。その頃にはこちらもこの仕事場で他人がシゴトをしている環境にも慣れてきて、記録係はそっと記録兼お皿作り兼編み物、私はクスリがけとそれぞれの業務をこなしながら何気なく見守るスタンスに。
いくつかごとに括れるいろんなシリーズが生まれる、それぞれが楽しい。時にはこのセンはイケるねなんてアイデアを出し合いながら。
サインを入れてひとまず出来上がり、ぐっと画面が締まります(注、色は焼き上がりと違います)いくつも描いてくると初めと最後ではまったく違う世界、これはお皿の後期。
マグの後期にはさらに思いがけないシリーズが出来上がる、ここまでくると用途はすっかり忘れ去られている、負けた気がする・・・しかし、これらがやけに気になる存在。
この他にも、記録係が作ったお皿に掻き落としで山を描く、これはぶっつけ本番、迫力のライブペイント、いいもん見せて頂きました。
これらを焼き上げて、29日からの「谷中たんこ部」に出品します、さてさてどんな風に焼き上がるのか、わたしもどきどきです。
「谷中たんこ部」の活動として、絵描きの牧野さんから白い器に絵付けをしたいという申し出アリ。なんだか面白そうなのでやりましょうやりましょうと盛り上がり、はるばる東京から牧野さんが記録係同伴で豊橋へやって来ました。約束したのに不思議と実感が無く、市電の赤岩口に降り立った東京人ふたりを見つけてやっと事態を把握した次第。
結局その日は、交通事情で到着が遅れてしまい、たんこ部としての初活動は軽く顔合わせと段取りのみで終了。じゃあ、次へ行きますかということで、前に豊橋へ来た時にご案内してたいそう気に入って下さった福島屋へ繰り出すことになった。
牧野さん+酒場といえば、多くのライフワークの中で以前から気になっている酒場部、この本もシゴトの合間にパラパラめくり、行った事無い酒場に思いを馳せている。
まさか、豊橋でナマ酒場部体験ができるとは思っても見なかった、小さな夢がひとつ叶った気分で、とにかくおいしいつまみとおふたりのお人柄のおかげで話もお酒も大いに弾み楽しく過ごす。あの本にはこんな時間がぎゅっと詰まっているに違いない、と勝手に思う。
とはいえ、メインは絵付けなので、軽くもう1件だけ寄ってして翌日に備える(つっても後半は相当ヘロヘロで・・・)
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