今度の京都、小さい部屋の展示では、一部の品物は他の素材と組み合わせて出来上がる試み。まずは陶器から作ってあとはバトンのようにそれぞれの素材の方に渡して仕上がる流れの間を小さい部屋のにしおかさんが繋いでくれている。これらに関しては自分だけのモノではないと思っているので、いろいろと相談しながら自分風味を出しすぎないようにして進めている。
昨日も金属の蓋がつくと良さそうな小さいフライパンのような物を思い付きぐっとくるサイズを見つけたので作り始めた。問題は取手、イメージはフライパンなので取手は片方にしようとあれこれ捻ってみてもどうしても形が決まらずに保留、寝る時も頭の片隅で気にしてたら金縛りにあった。今朝目が覚めた時にふと、片手に拘る事はないと思い付き相談してみたら割とキッパリ「両手がいいと思います」言われてみれば用途も広がるし、しっかり掴めることは重要、両手ならばこれまで作っている物のアレンジで取手もすぐに思いつくので先の作業の目処がついた。なにより、こうして言い切ってくれるにしおかさんの心強いことといったら。
陶器はほとんどの行程を自分だけで出来てしまうところが好きな所の1つであって、いつもひとまずは自分だけで完結させてしまうけど、たまにはこうして人と一緒に作り上げていく感じというのも悪くない。なんならプライベートな相談にも乗ってもらってこれからの人生を一緒に作り上げてもらいたいぐらいだけど、そこまでお世話になる訳にはいかないので自重している。
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