挽いた途端に乾いていった夏も過ぎ、やっとゆったりロクロを挽ける気候になってきたのはいいんだけど、余裕がある分つい頭で考え過ぎてしまい、いつもならスイスイ出来ていた事でさえ頭と手先が繋がらない。昨日もせっかく挽いた物がどうにも気に入らなくて潰してしまった(こういうことは滅多にない)おかげでどんよりとした気分で一夜が明けた。
今日はお休みにしようかと迷っていた時何気なく見たテレビの画面、ささやかな朝の風景にピンと来て、なんか出来そうな気がして、やっぱりシゴトすることにした、早速ロクロ挽く。
ロクロって、きっと誰でも挽けば挽く程上達するんだろうけど、もちろんもっと上手になりたいし、ならなくてはとも思ってはいるんだけど、あまりに過ぎると機械で挽いたみたいになっちゃうのかな(この仕事ぶりではその日はかなり遠いが)それはイヤなんだよね。
難しいわー。
轆轤はうまいことはそろえることでは無いかと。 確かに揃えて機械のように挽ける次が崩しにかかって本物の力からと心得ていますが。
訓練校でも私は先ずは揃えて何ぼと。 その次展開が出来ない人は創造の世界では生きられがたいです。
轆轤は上から見るとみんな円筒ですが、味のあるものはそれなりに工夫がしてあります。
こちらの学生も揃えるという意識は希薄です。 学生にぐい飲みなど揃えて早く挽くことをしますと、びっくり!しますよ。
それが出来てから次に行きます。 うまく挽けて止まることはありえないかと。 私は思います。
尤も、私も大学ではそろいませんでしたが。 訓練校に教える立場として自己訓練でマスターしました。
教えることは学ぶことに繋がります。 それが現在生かされています。
投稿情報: 二十先生 | 2010/10/19 13:28
初めまして。
ひそかにファンで、ずっと拝見していましたが、
初めてコメントしてしまいます♪
写真でしか作品を拝見した事が無いのですが、
いつもとても素敵な作品ばかり。
なのに、1個1個を生み出すのは、とても難しい事なのですね。
器を受け取る人にとっては、その1つ1つが史子さんの全てですものね。
全力投球になるのも、悩んでしまうのも、
何だか分かるような気がします。
私はまだ史子さんの作品を手に入れていません。
いつか絶対に少しずつ揃えていきたいと思っています。
クラトコに行く予定なので、初めて器の実物を見る事ができると思うと、
本当に楽しみです♪
クラトコの冊子、どこかにもらいに行かなくっちゃ。
また遊びにきます♪コメントもさせてくださいね♪
投稿情報: ミルッヒ | 2010/10/19 21:53
二十歩先生:
むしろ揃えたくない時に揃ってしまうことが悩みなんですけどね。
でも、その先に何かあると信じて精進して参ります。
投稿情報: すずき | 2010/10/20 19:39
ミルッヒさん:
コメントありがとうございます。
クラトコ、ぜひぜひお越し下さいまし。
大きくてコワモテですが、怖がらず声掛けて下さい。
実物を見て、がっかりされないといいけどなー・・・。
クラトコ冊子、手に入らなかったら送りますよ。
その時は、右上のアバウト欄からメールで送付先をお知らせ下さい。
投稿情報: すずき | 2010/10/20 19:49
むむむーーー
刷毛目のこと
考えすぎなこと
セキララに綴ってくださって
本当勉強になります
こんなことを知れて
作品をご紹介できるスキルも
ちょっとあがります
(当モツ鍋比)
投稿情報: シュン | 2010/11/05 17:57
シュンさん:
昨日の電話ではどうも、びっくりしました。
同席したかったです。
クラトコ来たらよかったのに。
もっと赤裸裸な生態をご覧いただけると思います。
あー、モツ鍋食べたい。
投稿情報: すずき | 2010/11/08 20:00