ねこの夕食はいつも午後4時。ねこたちもそれをよく承知していて、それ以外の時間に騒ぐ事はあまりないのに、今日はうちでいちばんの生真面目ねこキジコが珍しくお昼過ぎに「めしよこせ」の行動に出た、ふと近くの時計に目をやると12時20分。
12時20分=長針と短針は逆ながら4時に見えなくもない。
もしや、キジコは時計を見ているのでは?
間違いに気づいたキジコはその後、爪研ぎまで猛ダッシュ、心を落ち着けるように一心不乱に爪を研いでいた。
時計とキジコの関係については、引き続き調査してみる。
もふもふの部屋敷が片付いた所で、別のもふもふの懸案事項。
ぼく(オス、5才)の右目の上あたりがじわじわ腫れ上がっていた。
耳元に傷がある事からノラにやられたのではないか。いたって元気だし痛がりもしないのでマ◯ロンをシュシュッとやって様子を見ているうちに痒がるようになり、後ろ足で引っ掻くもんだから無惨にあのお岩さんのようになってしまった。
せっかくのオトコマエが台無し、なんて言ってる場合じゃなさそうなので病院へ。
診察の結果、やはりその傷からひどく化膿していた(すごく小さな傷なのに。ノラのばい菌おそるべし)。ねこ自身の治癒力でそのうちには治るとの事だったけど、膿が全身に回ってしまう恐ろしい事例もあるという話にはぎょっとした。先生にマ◯ロンをしてしまった事をこっそり白状したら、目の近くなので避けたほうがいいけど、痒がったのはそのせいではないようで(真似しないでね)あああよかった、気にしてたんだよ。
体重(5.6キロ、デブですか?)と体温計って、膿を処置してもらい、点滴と注射。
えらい目にあってしょんぼりの図。
しばらく安静にしています。
うちのねこたちの間で、わたしの部屋を通って外に出ることが流行っている、しかも毎朝4時〜5時頃。
部屋のドアをカリカリする→開く(開ける)→部屋をつつーと駆け抜ける→窓をカリカリ→開く(開ける)→外へ出る。
もちろん開けるのはわたしなのだが。
しばらくするとこれを逆になぞって帰ってくる。
3匹がそれぞれこれを繰り返す(悲劇)おかげで寝不足。
開けっ放しにしておけばとも思わなくもないのだが、寒いし、それに近隣の飼い猫志望のノラまでも入ってきてしまうのでそういうわけにもいかない。
なんせ早朝のぼんやりとした頭で、一匹づつ出る→入る、と規則的ならばいいが、出る→出る→入る→出る→入る・・・時には部屋に滞在などというフェイントをかまされるといったいどれが外にいてどれが中にいるのかわからなくなってしまう、しかもクロネコ率が高いので咄嗟には見極められない。
今日は一匹誤認してノラ(クロネコ)を一匹入れてしまったようで下ではひともんちゃくあったようである、気をつけねば。
土曜日の午後、聞き慣れないラジオ番組がしっくりこないけど、これからはこういうペースでやっていくんだな。
窯焚きの合間に、確定申告完了、電話の引っ越しの手続きでは、いくつかの番号の案を出してもらうもあまりにもピンとこないので恐る恐る「他にないですか?」、するといろいろ出てくる。それでも決めかねていると「4649(ヨロシク)もありますよっ!」って、それだけは勘弁。あまりグズグズしてると4649にされちゃいそうな雰囲気だったので適当なところで妥協、そうなれば覚悟も決まるもので、まだ繋がらないその番号に愛着が湧いてきたりしている。お店のおしまいまでにはまだまだ雑務もいっぱいですが、こうやって少しづつ済ませて身軽になっていくのがいい感じ。
外でシゴトしてたらチイコ登場、わお!久しぶり。
去年の夏以来姿を見せなくて、どっかへ旅立ったと思っていたのに、今度はかわいいピンクの首輪に毛並みもばっちり、ひとまわり大きくなっての再会でした、前よりお高くとまっている感じ。でも元気でなによりー。
寒いので余熱でほかほかのうちに次の窯詰め。
途中まで詰めて、しばらく目を離した隙に、窯の中でまだらの子ネコが寝ていた、しかもクスリがけした皿の上で。
くぅー(泣)
でも、かわいいので許す!
先日のソトコハウスのおかげか、突然ソトコまでもが懐きだす。
仕事場は危険なので出来れば入って来て欲しくないのにこんな状態、とほ。
この前のクロネコ失踪事件の捜査依頼をした近所のちびっこはこの辺のねこ事情に精通しているようなので、窯場に棲みついてしまったアメショー風のねこについて尋ねてみた。
するとさすが彼女はこのねこのことを知っていた。それによると、近所のブラジル人夫婦に飼われていて、でもいつも外に出されていることをかわいそうに思い、友達と一緒にごはんをあげたり、遊んであげたりしていたのに、1ヶ月ほど前に姿を消してしまって心配していたのだそう。
やっと再会したらもうなつかなくなっていたことを、懇々とこのねこを相手に説教していた。
とりあえずわたしがごはんをあげていることを話すと少し安心したように帰っていった。
本名はチイコ。
これでも痩せてしまったんだそう。
仕事場へも遊びに来てしまうようになってしまった、ねこにはどうもあまい。
実は先週金曜日からうちの王子、クロネコのぼくちゃんが行方不明になっており、こちとらもう気が触れそうなほど心配しておりながらも(明治村とか行ってたけど)日々は過ぎ・・・。
失踪3日目には公開捜査に踏み切り、張り紙したり、近所で聞き込み、地元のちびっこに捜査協力要請、保健所に問い合わせなど思いつく手を尽くすもこの一週間まったく手がかりなし、さすがに諦めていたのですが。
これが、さささっき、帰ってきた!
家の前で大きな声でにゃおーって、まさかって見たらぼくちゃんが。
見たところ外傷もなく、よれよれになっているわけでもなく、いなくなった日とほとんど変わらない状態で帰ってきてくれた。
ごはんいっぱい食べて、キジコ母さんとも感動の再会(しかし、キジコはびびって逃げ出す)
本人はいたって平常心、いつもの場所で寝ることにしたようです。
あーーーほんとよかったよぅ
やっとわたしも安心して眠れます。
朝起きたらちゃんと居る、それがいい。
これが失踪数時間前のぼくちゃん。
そういえばこのあとぼんやりと月を見上げていたんだよな。
昨日の日中、ソトコを見かけないなぁ、どっかいっちゃったのかなと思っていたが、夕方、いつもの石の上で目撃。
しかも2匹に増えていた。
なぜに???
といいつつ、この2匹のソトコ用にとカリカリを買い足しておいた。
1ヶ月ほど前からこの黄色い猫が窯場に遊びに来るようになった。
他にもうちのクロネコのお父さんとおぼしきダンゴ尻尾のクロネコもいるのだが、そいつは顔といい態度といいどうにもいけ好かないのでほったらかしにしているけども、この黄色はなかなかかわいいやつなので少しづつ接近を試みていた。
今日はにゃあといいながら足下にすり寄ってくるまでになったので、カリカリをあげてみたらもりもり食べた。ぱっと見、体格もいいのでどこぞの飼い猫かと思っていたが、このお腹の空かせようを見たところノラなのかも。
ちょうど、カリカリも余っているので窯場の所にこの黄色用にごはん場を用意することにした。
がしかし、あのダンゴにも食べられるかと思うとちょっと悔しい。
外での作業中、後頭部に視線を感じるような気がして、振り返ったらクロさんが、んで、目をそらされた。
またしばらくして、でもまだ見られてて、また振り返ると目をそらす。
カメラを向けてもいっしょ。
クロさんは雨の日とご飯と寝るときくらいしかうちの中に居ない。
ねこ3匹のうち、クロさんだけ他人だから居づらいのか。
クロさんだけ首輪がないから拗ねているのか。
なぜかクロさんだけ家族から「さん」つけで呼ばれているから居心地が悪いのか。
聞いてもわからないし。
クロさんは、9.11のアメリカのテロの日に、そのニュースの流れるテレビの前で子猫を産んで、叔母さん達に貰われていったその子達はものすごく賢いと評判で。
なんだかいつもひとりで、飄々としていて、無口で、すこし変わってる。
こちらとしても近寄りがたいというか、クロちゃんじゃなくてやっぱりクロさんなんだな。
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