耐熱のうつわ ー暖かい食卓を囲んでー
2016.10.27 thu-11.3 thu (10.31休)
11:00-17:00
Awabi ware 石原ゆきえ 鈴木史子 馬場勝文
〒520-2302 滋賀県野洲市高木194-33 tel&fax 077-586-1806
耐熱のうつわ ー暖かい食卓を囲んでー
2016.10.27 thu-11.3 thu (10.31休)
11:00-17:00
Awabi ware 石原ゆきえ 鈴木史子 馬場勝文
〒520-2302 滋賀県野洲市高木194-33 tel&fax 077-586-1806
福岡、フランジパニ、二人展、終わりました、昨日で。
わたしたちは初日のみの店番で、こちらへ戻ってからも会期中というのはなんだか落ちつかないもので、最終日も仕事しながら時計とにらめっこしていました。閉店時間からしばらくして店主よりお電話いただきまして、会期中の諸々報告、すずきさんのお客さんにはお洒落な方が多くてとか言われて照れたり(わたしのことじゃねーよ)何より明るい声から、店主ご夫妻が会期中楽しく過ごして下さったようでうれしかった、それもこれもお越しくださった方々のおかげさまです、ありがとうございます。
また2年後、福岡へ行くことが出来そうです。
またの再会を楽しみに、お会いしたことある方に「初めまして」などという粗相を再びしないように、今回お会いできた方々のお顔を忘れないようにして過ごそうと思います。
秋のロードは引き続き滋賀、savi no niwaの「耐熱展」、常滑のクラトコ、とまだしばらく続きます。
福岡へ行って来ました。
今回は久しぶりの飛行機、憧れのスターフライヤーに乗れました(リーズナブルな宿付きのプランなのにありがたい)機内もラグジュアリー、もっとええ服着てきたらよかったと思ったぐらい。
午後に到着してモタついていたらせっかく教えてもらっていた遅めのランチの店にも乗り遅れ、通りすがり「昼酒」の売り文句に吸い寄せられて入った蕎麦屋で炙りサンマのお刺身で乾杯、なんとか無事に二人展の初日を迎えられるとこまで漕ぎ着けた労をねぎらう。
観光的にはまったくのノープラン、出発前日の夕方に本屋に走りガイドブックで一夜漬け、予想通り歴史的遺産を見るでもなく、オサレな店を巡るでもなく、いきあたりばったりひたすら飲み食い、中でも春吉の「きはる」はよかった。ウリである鯖はもちろん(炙り鯖うまし!)他のつまみも惹かれるものばかりでここはまた行きたい。その後繰り出した中洲の屋台では隣り合わせた若いアベックをいじったりしながら(実はカラオケも行った)終電ギリギリまで、翌日が初日だっていうのにバカなのか。
そしてあまり眠れずに迎えた翌日、開店にもなんとか間に合いまして、店主夫妻やお手伝いの方にご挨拶、二人展が始まりました。
開店早々から主に金成さんの熱心なファンが押し寄せてくださいまして、ただ突っ立っていられない性分なので、ひたすらカウンターの中でせっせと梱包作業、今回で4回目ということで、前にも来てくださった方々や今どきSNSで繋がっている方にお声掛け頂き、お会いしたことあるのに「会うのは初めましてですよね」とか言っちゃったり(ちゃんと思い出しました!)しながらわいわいと、最初の波を乗り切りました。
肝心の品揃えの方ですが、この展示に向けて何作ろっかなーと考えている頃に店主に会う機会があり、試しにリクエストを聞いてみたところ自分の構想とは正反対、今回で4回目ともなると何か突拍子のないことをしでかさないといけないかと思い込んでいたのに(できないけど)がっつり定番+αがいいとの事でそのようにさせてもらいました。こういった展示ならではの耐熱モノ、お久しぶりの電笠、木工の松本寛司さんと作っているバターケースも間に合い(わたしのせいでギリギリ)気負わず、張り切りすぎずも幅広いラインナップになったのではと思っています。金成さんとの兼ね合いももう慣れたモノで、カップやボウルはあちらからどっさり出てくると見込んだのでこちらは控えめにとか少しは考えましたが、まあふつーにやってたらそうそうネタは被らないというのも楽チンで、こうして一緒に並べてみると柄の余白的な役割は果たしているのではないかと思います、それぐらいがいいんです。
写真は開店前のもので便宜上どっさりしてましたが、初日の波を乗り越え今頃にはじっくりご覧いただけるようにディスプレイされていると思います。会期は18日(火)まで、もうわたしたちは居ませんが店主夫妻が迎えてくださいますのでお近くの方、そうでない方、まだの方、リピーターの方もどうぞお運びください。
初日の夜は毎回お楽しみのお食事会、今回は我々の中華〜エスニックのラインでという要望に応えていただきベトナム料理、薬院のngon ngon(ゴンゴン)に連れて行ってもらいました。
ベトナムビールで乾杯、春雨のサラダ的なものや蒸し春巻きも絶品でおかわり、特大のバインセオもモヤシの食感が絶妙、ほんとにどれもこれもこれまでに食べたこっち系のものより少し上品で美味しくて3人とは思えない品数を平らげる。実はわたくし終盤には前日の寝不足が祟りかなりぼんやりしていまして、〆のフォーを注文しながら他の二人がこのあとで別の店に辣麺を食べに行こうと結託していたことにゾッとしておりましたが、出てきたフォーのボリュームに怯んでくれて正直ホッとしました。今回で4回目のこの二人展、足掛け8年の間にフラパニ店主ともじわじわと仲良くなれていろんな話をしながらこうして楽しく食事できる事がなによりうれしい、ごちそうさまでした!
翌日のご褒美的「ついで観光」はパラパラっとガイドブックを捲った程度で北原白秋ゆかりの城下町「柳川」に決定、ちょうど先日行った静岡でのラジオの公開放送で「ちゃっきり節 by 北原白秋」について少しお勉強したので私にとってはタイムリーでした。
どんこ船に乗って70分のお堀めぐり、船頭は田中さん、久しぶりに日本人ばかりの乗船で反応も良かったようで終始ご機嫌だった。お堀沿いの名所旧蹟の案内に加え、ブッキーの出身小学校やオノヨーコゆかりの空き地などを教えてもらったり、おそらく定番のネタであろうと思われる駄洒落、橋をくぐるアトラクションでは橋のエコーを利用した自慢の喉も披露してくれ船上は大盛りあがり、次も田中さんを指名したい。
船頭田中さんの名調子
船を降りた後で訪ねた北原白秋生家にはちょうどまろいまろいからたちの実。展示されていた本の装丁がどれも素敵だったので旅のおもひでにこれまたかわいい装丁の復刻版「白秋小唄集」を購入。
歌碑もあちこち(いいフォント!)歌のあふれる町を鼻歌まじりでブラブラ、そろそろお腹も空いた頃、柳川といえばうなぎと行くところ、こちら三河こそがうなぎの本場だという自負があるので回避、通りすがりのちゃんぽんが売りの鄙びたうどん屋へ。ちゃんぽんも美味しかったしお店の雰囲気も好みの感じ、しかしここでは何故かBGMとして五木ひろしの「よこはまたそがれ」のみがひたすらループされており、おかげで「待ちぼうけ」も「この道」もすっかり上書きされてしまった、その店の名は「きよし」、ひろしはしばらく引きずった。駅で観光切符のオマケの有明漬をちゃっかりゲットして福岡市内へ戻る。
帰りの便まであと少しD&DEPARTMENT福岡へちょい寄り、2年越しで気になっていた靴を手に入れて空港へ、帰りの便が遅れるなど少々のトラブルがありながらも無事にセントレア到着。
出口を出た途端に明後日の方向へ歩き出すようなそこそこ重度の方向音痴の自分と、物事を聞いた端から忘れていつも新鮮な驚きを見せてくれる金成さん、お互いのポンコツ部分をスマホの力も借りて補い合いながら今回も楽しい旅になりました、あくまでも二人展がメインですが引き籠もった後にはこんなオマケもついてくる(身の回りの方々のサポートのおかげ様ですが)ヤキモノっていい仕事だなと改めて実感したりもしました。
長丁場の旅日記、ご静聴ありがとうございました。
:シネ部:
「永い言い訳」(8本目)
「湯を〜」(9本目)
鈴木史子*金成潤子 2人展:vol.4
2016年10月13日(木)-18日(火)
10:00−19:00
作家在店日:13日(木)
2年に一度の鈴木さんと金成さんの2人展。
気が付けばもう今回が4回目です。
毎回、お二人の絶妙な作品バランスが楽しい1週間。
愛知から福岡へ。
今年はどんな素敵なうつわたちが並ぶのでしょう。
手にとって是非楽しんでください
うつわ屋フランジパニ
〒814-0031 福岡県福岡市早良区南庄6丁目10-25
tel. 092-821-1218
・・・・・
店主の言う通り、気づけば金成さんとの福岡巡業も今回で4回目となりました。2年に1度のペースなので初回は8年前!びっくり。
どうして私の名前が先に表記されるのか(アイウエオ順で言えばカナリの方が先だし、年齢的にもあちらの方がおねいさんなのに)ずっとこうだったのかはもう思い出せず、今さら気になったりしております、どうでもいいけど。
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