先日のORIBEXで「12人の現代建築家がデザインした12のカップ&ソーサー展」を見てきた。商品化されているようで、磁器で作られた完成品と、中にはその原型や、実現しなかったプランの原型も併せて並べられていておもしろかった、現代建築家らしく(?)斬新なデザインのものもあり、率直な感想としてはこれらを実物にした職人さんはご苦労されたことだろうと思った。
それでもどのような発想でこのカタチにたどり着いたのか気になり、関連本があったのでシゴトの合間にパラパラと読んでいる。
普段はきっともっと大きなつかえるモノを作っている建築家の発想のプロセスがこのちっこいカップ&ソーサーに凝縮されているような気がしてわたしにはすごく分かりやすかった。できればもう少し、実現しなかったプランの理由や職人さんとのやりとりなんかも気になるところではあるけど。
会場でも気になった何点か、コンセプトを知ってしまったことで却下なものもあったけど、伊東豊雄さんのは発想のプロセスはもちろんのこと、自由に使えそうでありながら、多目的というほど曖昧でなく、他の建築家より、量産が前提の為の制約であろうと思われる制作のプロセスや素材に逆らうことないデザインでいいなぁと思った、使ってみたい。
ということで、夢のマイホームは伊東豊雄さんで(ありえない)
今日書店で発見、パラ見してきた。
どうにもわたくしは直線曲線が法則をもって描かれているのにやられてしまうようで、図面にがっちりココロをつかまれてしまった。買うべき本だな、と思いつつたん、と元に戻し、ブルータスバックナンバー松本人志特集なんかを購入して汗かきかき帰宅。若干敗北感。
投稿情報: とく店員 | 2007/08/15 16:15
そしてなかなか美しい本です。
若干物足りなさもあり。
つか、札幌暑いらしいですね。
お見舞い申し上げます。
投稿情報: ぱるぺ | 2007/08/15 19:59