やっぱり化粧土がおかしい。
調合を間違えたのかと慎重にやり直しても結果は同じ。
いつもと違う所と言えば新しい蝋石を使い始めたことくらいしか思いつかない・・・どうもこれが怪しいと思い始める。
こんな時、近所に同業者でもいれば、お醤油でも借りるかのようにちょいと蝋石を貸してくださいなといきたいところだがそういう人もいないので、先週の金曜日に行ったばっかりなのに再び瀬戸へ(遠いよぅ)
前とは別の原料屋さんでほんっとにこれ蝋石に間違いないですよねとしつこく念を押して手に入れてトンボ返り。
早速テストしてみたらあっさり。いつものしっとりした化粧土ができあがる。
やっぱりこのせいだったようだ、やられたっ。
どうしようもないのでその怪しい化粧土とすでにそれで仕上げてしまった湯呑みや小皿や今度の個展用の大物などを庭に盛大に処分(湯呑なんて30個くらいあったのにぃ・・・泣)ああもう雨で溶けるがいいさ。
原料屋にこのやりきれない思いをぶつけたいところだが、その蝋石は随分前に予備に買っておいたものだったので、今さら言えないし。
その時もラベルが無地なのが気になって確認したのにな。
もう、忘れることにする、で、明日からがんばる。
粘土屋にいつもつかっている粘土が採掘する層が変わったせいで少し成分が変わったよと告げられる。
これまでもそんなことを告げられないまでも、やけに粗かったり細かかったりすることはあっても、混ぜて使っているので大きな問題が起きたことはなかったし、大丈夫なはずなんだけど。
今回はそれをわざわざ告げられたせいか、作っていても削っていてもやけに違和感を感じる。
焼いたら長石吹き出しまくるとか、鉄のつぶつぶが出るんじゃないかとか、悪い予感しまくり。
それをきっかけに、新しく調合した白化粧まで我ながら怪しくなってくる。
んーなんだろこの全体的な違和感は。
頭がいっぱいいっぱいになってて柔軟に対応出来なくなっているだけなのか。
今日は早く寝ようと思います。
京都、おるがん社にしおゆきさんの豆人形。
今回のニューフェイス。
おさる、キノコ、羊、ワニ。
リスは再入荷。
あと、うさぎ、だるま、象も再入荷しました。
賑やかです。
にしおさんは5月にぱるぺで個展をしてくださることになりました。
とても楽しみにしています。
知り合いの知り合いの知り合いという微妙な縁で、要らなくなった釉薬をもらってしまった。(おまけに付いていた大量の酸化コバルトに目がくらむ・・・いったいお幾ら分?というほど高価なのである)
古いバケツに織部や天目、黄瀬戸などなど全部で15種類ほど。
どれも大体名前を見れば見当が付くようなオーソドックスなのが揃っているその中に「エボラ」と走り書きされたバケツがあり。
釉薬としてはそんな名前は聞いたことも見たこともなし、エボラって?!もしや?あの?
なんてちょっとどきどきしながら蓋を開ける・・・なにも起こらず。
とりあえず、例のアレではなさそうなので、まずはこれからテストをしてみる。
ワクワクしながら窯出し。
なぁんだ、伊羅保(イラボ)じゃん。
書き間違い?
ここんとこひらめき不振で、今度の個展、おととし以来とはいえ2度目の展示なので少しは変わったものも出したいなと思いつつも。
そろそろDMも段取りしなきゃなんないのに。
きのうちょっとひらめいたので早速試作してみる。
出来上がりの割に手間がかかるけど、技法的に出来なくはないことはわかった。しかし、いざカタチになってみると悪くはないが、どうもピンとこない。
夜中にひらめいたおもしろい話を昼間してみたら全然おもしろくなかった・・・みたいな感じ。
明日あらためて眺めてみる。
ついに雪が降る。
ちょっと視点を変えたら京都のようじゃないかと隣の中西さんとしばしもりあがる。
そういえば、ほとんど雪の降らないここらでずうっと育ったわたしは、18才の今頃、受験で訪れた京都で大雪に見舞われ、そこで初めて雪の日には傘をさすことを知りました。
この雪も帰る頃にはもう雨にかわっていた。
昨日は、いつの間にか仲良くしてくださっているなっちゃんのお住まいがいい雰囲気だということで、本人不在で勝手に盛り上がり、お宅訪問が実現。こちらの勝手な申し出を快くお受けくださり、しかもお昼頃来てねー、って。
・・・ということは、おいしいモノ付きだと図々しくも目論みはらぺこで出向く。
総勢6人、なっちゃんとお友達のいとちゃんによる座卓に乗り切らないほどのご馳走で迎えてくれた。ややベジタリアンなメンバーの為にお野菜中心のメニューで色とりどり、見た目も味もうます。
おっとこれでは建物探訪というより食いしん坊バンザイだな。
なっちゃんのお家はしっかりした杉板の床に自分たちで塗った白い珪藻土の壁、仕切りのない広いリビング。
ところどころににお気に入りのモノが飾ってあったり、すぐ使えるようになっていたり、何よりも本人が一番楽しんで暮らしている様子が伝わってきました。
この気の利かないわたしが勝手にお台所に立ってお茶を沸かしちゃったりするほど居心地も良く。
異世代、異業種の集まりながら話も弾み、楽しく、美味しい時間を過ごすことができました。
みなさんどうもありがとう。
次回も楽しみに・・・と、ここでアピールしたりして。
三ヶ日、蔵茶房なつめさんで使っていただいているカップやお皿などのいくつかを直接なつめさんで手に入れていただけることになりました。
ということで、いそいそと納品。
お会計のところに棚まであつらえていただく。
手にとってご覧いただけます。
ついでにコーヒーも飲んでくる。
再会したカップは毎日なつめでもりもり働いて、ずいぶんたくましく、たのもしくなっていた。
納品した出来たてのカップたちはしろくてつるんときれいだけどもたよりない。
どこかのお宅で立派になるんだよ、と母のような気持ちで。
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